肋間神経とは背中から出て、胸腹部に分布する末梢神経であり、背中(胸髄)から出た12対の胸神経の前肢のことをいうそうです。そして上部7対は、肋骨に沿い胸骨に向かっていて、下部5対は前下方に向かって走行し腹部に分布しているのですが、この肋間神経の支配領域が痛むのが肋間神経痛と呼ばれるものです。
肋間神経痛の具体的症状として、脊椎から肋骨に沿って、突然激しい痛みが起こり、肋骨に沿った部位や腹直筋上に、指で押すと痛みがおこる圧痛点が存在することが多く、深呼吸、せき、大きい声などで痛みが起き、痛みのないほうに体を曲げても痛みが走ります。
肋間神経痛は、原因が明らかなものは続発性肋間神経痛といい、不明なものは原発性肋間神経痛といわれます。続発性の肋間神経痛は、末梢神経および脊髄の知覚神経の刺激や障害によって引き起こされ、原発性の肋間神経痛は、心因性の痛みや続発性の痛みを除いた上での、末梢神経になんらの病変も変化もみられない場合らしいです。
続発性肋間神経痛においては、その原因を詳しく探ってみると、変形性脊椎症などの脊椎の病気や帯状疱疹(ヘルペス)でおこることが多いらしいのですが、心筋梗塞、胸膜炎、肺炎、肺がんなどの胸部の内臓疾患からくるものかも知れないので、気をつけなければなりません。
胸の病気は確かにいろいろあるので、勝手に単なる神経痛的痛みと判断せず、他の病気も疑ってみる必要がありそうですね。とにかく専門医の診察を受けることが重要です。