三叉神経痛の治療には、数々の方法がありますが、まだ原因が不明の場合は、主に薬治療でした。むてんかんの薬でカルバマゼピンというくすりが特発性三叉神経痛には比較的よく効くようです。
しかし、次第に悪化していった場合、多くの薬を飲まなければならないので、薬の副作用(肝臓の障害やふらつきなど)で薬の服用が困難になるため、問題が残ります。ブロック療法の場合は、薬の効果がきれるたびに注入しなければなりません。
三叉神経痛が脳の奥で神経が血管によって圧迫されるということがわかる以前は、神経を切断する手術も行わていたということで、衝撃を感じます。かなり大きな傷跡もめだつ手術で、また手術のあとは顔の感覚がほとんどなくなる人もいるというくらいの、問題がある手術でしたが、痛みがひどいこと、また他に治療法がないために、昔はたくさの人が手術を受けたようです。三叉神経痛の治し方も、昔は非常に荒く危険なものだったのだなあと思います。
しかし現在、三叉神経痛の治療は、1960年代の後半に、アメリカのジャネッタ博士により考案された「微小血管減圧術」が標準治療になりつつあるようですね。この方法だと、手術に2時間ほどしかかからなくて、翌日の夕方から食事が採れて、8~9日目に抜糸をすれば翌日には頭も洗えて、早い人は抜糸翌日にも退院可能だから驚きです。